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マサイマラの美人ライオン?

アンボセリからナイロビへ

8月26日。
今日はアンボセリからナイロビを経由して、マサイマラに行きます。アンボセリからナイロビまで約4時間、ナイロビからマサイマラのFig Tree Campまで約5時間の長距離ドライブです。

朝7時前にOl Tukai Lodgeをチェックアウトしました。
アンボセリ国立公園の出口ゲートを目指して移動中、ヌーに遭遇します。

ヌーの群れ

さらに、体のダニを取るために泥浴び中の水牛に遭遇。

気持ちいい!(白目むいてる…)

モーッ、最高!

ふぅっ

頭も洗おう…

も、もう一回だけ…

あぁ〜、さっぱりした!

サバンナでは車が走行する道が決められていて、ゲームサファリ中、道を外れて草原を勝手に走ることは禁止されています。

当然、道は舗装されていません。車の轍で凸凹になった道を走り続けるので、かなり首や腰に負担がかかります。
ネットで調べた妻の勧めでネックピローを持ち込みました。車の座席はクッションが無いに等しいので大変助かりました。
また、乾燥していると砂煙が車の上まで舞い上がります。
これもネット情報からの妻の勧めで、(普通の)マスクと防塵メガネも持っていきました。結局、今回は使いませんでしたが、サファリ中の状況によってはあると重宝します。
マスクについては、実際に妻が勧めたのはスカーフでした。ゲームサファリ中もスカーフで口を覆っている人を何人か見かけました。マスクをしている人は見かけませんでしたが、飛行機内で乾燥を防ぐためにも使えるので一石二鳥です。
なお、防塵メガネは透明なプラスチック製で、本来のメガネの上からでも装着できるものです。
あと、サングラスは、遠く動物を観察したり動物の色彩や景色を楽しむのに邪魔になるので、お勧めではないそうです(妻からの情報)。

道がそのような状態なので、タイヤがパンクする危険性も常にあります。道の端に止めて修理している車をよく見かけました。
また、我々のドライバーさんは、深い水たまりは極力避けて他の道を選ぶようにしていました。はまって動けなくなったり、電気系統がやられてしまうと、かなりのタイムロスになるか、最悪ツアーが続けられなくなってしまう可能性があるからです。

轍にはまって傾く車

余談ですが、ナイロビからマサイマラに向かう途中、トイレ休憩で立ち寄ったお土産屋で、日本人の男性が乗る車がシャフト部分(?)を損傷して走れなくなってしまい、5時間あまり代車待ちをしていました。男性は長期の個人旅行中だそうで、時間の融通がきくようでした。我々にとっては5時間のロスは相当厳しいです。
今回、ドライバーさんの腕が良く、さらに慎重に運転してくれたので、そういったトラブルはありませんでした。

ただ一度、スピード違反か危険運転(無理な追い越し?)で警官に止められました。ドライバーさんは車から離れたところで警官と話をしていて、結局どう決着をつけたのかはわかりませんでした。
(普段は寡黙なドライバーさんが戻ってきて、かなり興奮してガイドさんに話をする様子を見て、詳細を聞きそびれてしまった。)

我々家族がお世話になった車

アンボセリからマサイマラへ向かう途中、村や町をいくつも通り過ぎましたが、所々で、スーツ姿のOLやほとんどホームレス風の男性など、様々な人が一か所に集まって立っていました。
バスを待っている人たちです。
特にナイロビ郊外では、バス停がなかった(見逃した?)ので、最初は、なぜみんな一定の方向を向いて立っていのかと不思議でした。
バスは頻繁に走っていて、市民の重要な足になっているようです。

バスの車体の色もデザインもバラバラで統一性はありませんが、いずれもカラフルで一目でそれとわかります。
初日にナイバシャに向かう途中、前を走っていたバスの後部に女性の似顔絵が描いてありました。ケニヤッタ現ケニア大統領の夫人(マーガレット・ケニヤッタ氏)だとガイドさんに教えてもらいました。国民に人気のある方で、日本にも来たことがあるそうです。

バスは貨物輸送も兼ねていて、屋根や後部座席にいっぱいの荷物を乗せたバスも見かけました。ほとんどのバスは、車内で荷物と乗客が“混ざり合っている”ような混雑ぶりでした。

バス待ちの人々

ケニアの運転の凄さは、初日にナイバシャに向かう記事でも触れましたが、よく事故が起きないと感心もしていました。が、やはり事故ってました。

事故車。すぐ向こうは崖…

そうそう、また食べたいと思っていた焼きトウモロコシ。ガイドさんは我々が気に入っていることを覚えていてくれて、また買ってくれました。

トウモロコシ、ゲット!

トウモロコシを売っている人たち

昼食はHARU。マグロが新鮮!

ナイロビで日本食レストラン『Haru』に行きました。
この店はナイロビの高級住宅街にあり、近くに副大統領の屋敷があります。屋敷は、当然、高い塀に囲まれていて、外からは中の様子が見えないほど大きい敷地です。


1階には寿司のカウンター席があり、3人の板前さんがいました。全員現地の方です。案内されたのは2階のテーブル席。しばらくしてお弁当が出てきました。寿司を食べてみたかったので、ちょっとがっかり。お弁当はツアーであらかじめ設定されているメニューです。

美味しかった!

しかし、このお弁当、日本で食べる“味”とほぼ同じでした。
特に刺身は、ケニアでこれほど新鮮なマグロが食べられるとは思いませんでした。煮物や味噌汁も、しっかり味付けされていて、プチ感動ものです。
日本の専門店のレベルではありませんが、海外で過去に行った日本食レストランの中ではトップクラスの味でした。
日本茶もがっつり飲んで(有料でしたが!)、ハッピーになっていよいよマサイマラ へ向かいます。

夕日のマサイマラでライオンに会う

アフリカでは、中国の進出がすごいと聞いていましたが、ケニアでも、あちらこちらで中国企業の広告を見ました。
ガイドさんが「すごい荒れた道を走りますけど、ゲームドライブの“予行練習”だと思ってください(笑)」と言っていましたが、その道も近年、中国企業による大規模工事で舗装されていて快適でした。途中までしか完成していなかったため、そのあとは、ガイドさんの言う通り、ものすごい凸凹道でした。

マサイマラ への途中。牛の波に会う

長いドライブと凸凹道を通り、マサイマラ国立保護区に入りました。
早速、キリンを発見!

到着が大分遅くれて日暮れ間近、ゲームドライブもそろそろ終わりかと思っていた時、道脇にたむろしていた、4〜5頭のメスライオンに遭遇しました。

迫力があります。

いい顔してますねぇ

なんとなく笑みを浮かべているよう

不敵な笑み、でしょうか?

夕陽を見つめるライオン

「何、ジロジロ見てんのよ!」

マサイマラの夕日

今晩の宿泊地のFig Tree Campに向かいます。

今日はかなりの長距離ドライブで、ただ乗っているだけの自分たちでも相当疲れました。
ドライバーさんは一人でずっとこの距離を運転してくれました。
お疲れ様でした。

Fig Tree Campでは、チェックインの際にコテージタイプかテントタイプのどちらの部屋がいいか聞かれました。テントといってもコテージと同じくらいの大きいもので、他ではなかなか経験できないと思いましたが、コテージタイプのほうがゆっくりできるということでしたので、無難にコテージタイプにしました。

フロントからかなり歩いて、コテージタイプの部屋に移動しました。
再びフロントに戻り、その隣のダイニングでビュッフェ形式の夕食を食べ終わったら、午後8時30分過ぎでした。
水道の使用時間が決まっていて、夜は午後9時までとのことでしたが、20分程度なら延長できるとのことで急いでシャワーを使わせてもらいました。
明朝も7時集合で、終日ゲームドライブです。

Fig Tree Campのダイニング

コテージの内

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