“ヌーの川渡り”とは
ある晩、妻が「ヌーの川渡りを観に行きたい」と。
「昔、テレビでそれらしい映像を見たことがあったなぁ」程度の興味しかなく、妻の一言がキッカケで、今回改めて調べました。
上の写真のように何百万頭のヌーが、セレンゲティ国立公園(タンザニア)とマサイマラ国立保護区(ケニア)の広大なサバンナを1年かけて時計回りに移動します。
2~3月
セレンゲティの南、ンドゥトゥ地区(上図、Sinoniの近く)で雌は集団で出産を迎えます。
4月
出産のため一旦別れた雄と再び合流し徐々に大集団を形成。
5月
草を求めてセレンゲティ西側を北に向け移動開始。
7月
大集団はさらに草を求めてセレンゲティからマサイマラ(上図、右上斜めに走る国境を超えた緑色の所)に一斉に北上します。
その途中で、タンザニアとケニア国境を流れるマラ川を越えます。
これがヌーの川渡りです。
時にライオンをも負かすほど気性の荒いシマウマが、臆病なヌーを誘導するように先陣をきって川に飛び込みます。
シマウマが川に飛び込むと、ヌーの大集団が後から続々と川を渡りはじめます。
水中ではナイルワニが待ち構え、岸ではライオンやヒョウなどの肉食動物が待ち伏せしています。
肉食動物に襲われたり、急流に流されたり…。溺死だけで約6000頭。
今年産まれたヌーの子供たちも力を振り絞って親になんとかついていきます。
その壮大なドラマ、ぜひ見たい!
ケニア9日間周遊のツアー
妻がさまざまな旅行会社のサイトを徹底的に調べたうえで、今回申し込んだツアーがこちらです。
野生の王国ケニア!
マサイマラ&アンボセリ&ナイバシャ湖周遊9日間
専用車&スルーガイド!
プライベートサファリを満喫!
マサイマラに3連泊!
アンボセリでキリマンジャロを背景に動物観察!
スケジュール
●8月22日(水)
【出発】成田22:20 QR807便
●8月23日(木)
【乗継】ドーハ 3:25着。8:15発(QR1335便)
【到着】ナイロビ 14:10着。ガイド出迎え
【移動】専用車でナイバシャ湖へ(115km、約2時間)
【立寄】グレートリフトバレー
【夕食&宿泊】Lake Naivasha Sopa Lodge
●8月24日(金)
【サファリ】朝食後、ナイバシャ湖でボートサファリ (約1.5時間)
【サファリ】クレセント島でウォーキングサファリ
【移動】専用車でアンボセリ国立公園へ(350km、約6時間)
【食事】ナイロビ市内のレストラン
【サファリ】アンボセリ国立公園にてゲームドライブ(約2時間)
【夕食&宿泊】OL TUKAI Lodge
●8月25日(土)
【サファリ】朝夕各2時間のゲームドライブを終日に変更
●8月26日(日)
【移動】ナイロビへ(250km、約5時間)
【食事】ナイロビ市内のレストラン
【移動】マサイマラ へ(265km、約6時間)
【夕食&宿泊】FIG TREE CAMP
●8月27日(月)
【サファリ】終日ゲームドライブ
●8月28日(火)
【サファリ】終日ゲームドライブ
●8月29日(水)
【移動】朝食後、ナイロビへ(265km、約6時間)
【立寄】ジラフセンター
【食事】アフリカンバーベキューの昼食
【移動】ナイロビ空港へ
【出発】ナイロビ 17:20発(QR1335便)
【乗継】ドーハ 23:35着
●8月30日(木)
【乗継】ドーハ 2:20発(QR806便)
【到着】東京(成田)18:40着
おいしいところが全て入った、我が家好みの“幕の内弁当”的ツアーです。
マサイマラでゲームドライブが2日間予定されていて、ヌーの川渡りのためにマサイマラにできるだけ長く滞在したいという希望にマッチしています。
なお、「ゲームドライブ」とは、自然保護区の中を野生動物を探して車で移動することです。
チャンスはまだある!
これからの準備を考えると、出発日は8月後半になります。
ガイドブックやネット情報によると、大移動のピークは7月から8月中旬。
このタイミングで“ヌーの川渡り”は見られるのか?
最近、世界的な気候変動の影響か、大移動の時期を読むのが難しくなっているそうです。時には10月でも見られる可能性があるとも聞きました。
ツアー会社の担当の方に現地に確認していただいたところ、大部分のヌーがまだ川渡りを終えていないとのこと。
ヌーの川渡りに出会えるチャンスは、まだ十分あります!